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1st day 1 2 3 4 5 6 7 8 9 |
2nd day 10 11 12 |
3rd day 13 14 15 16 17 |
4th day 18 19 20 21 |
5th day 22 23 |
6th day - |
7th day - |
8th day 24 25 26 |
9th day 27 |
10th day 28 29 30 |
11th day 31 32 33 |
12th day 34 35 36 |
13th day - |
14th day 37 |
15th day - |
16th day 38 |
17th day - |
18th day 39 |
19th day 40 |
20th day 41 42 |
21st day 43 |
22nd day 44 45 |
23rd day 46 47 48 49 50 |
24th day 51 52 53 |
25th day 54 55 56 57 58 59 |
26th day 60 61 62 63 64 |
27th day 65 |
28th day 66 67 |
29th day 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 |
30th day 79 80 81 82 83 |
31st day 84 85 86 87 88 |
32nd day 1 |
epilogue Mount Koya |
<31日目 / 31st day>
行けるところまで行ってみよう、と考え、屋島寺に07:00までに着けるよう早起きすることに。ということで早起きしようとは思ったのですが、なんと自然に起きたのは03:18です。(汗) そのまま支度し、朝の04:16にスーパーホテル高松禁煙館を出ます。ありがとうございました。 早朝はやはり肌寒い...。でも空は晴れ、オリオン座がくっきり見えました。 琴電の踏切を渡ります。 左手には、琴電瓦町駅。 屋島に向けて、寒さをこらえながら進みます。 踏切、当然この時間帯は全く電車は通らず。 大きな道ですが、車もほとんど通らない。 春日川を渡る...街灯とお月様のコラボです。 そして、すき家を見つけたので朝ごはん。二日連続でお世話になりました、ありがとうございます。 東の空が漸く白んできました。 そして、こんな手書きの矢印が、屋島寺に案内してくれました。ありがとう。 踏切を渡り... あと2.3[km]ですが、これから登りであることを考えるになかなか時間がかかりそう。時刻は06:00ちょうど、果たして?? この踏切では工事中、朝早くからほんとお疲れ様です。頭が下がります。 屋島の尾根が、東の空の明るみに映えます。 太陽はもうすぐそこまで来ています。 ここをさらにまっすぐ、登っていきます。 登り続け、振り返ると高松の市街が。 生い茂る、冬の木々。 さらに高く登ってきました。あと少し。 太陽がぐんぐん近づいています。 頂上まで200[m]、時刻は06:34。7時までには着けそうです。 漸く頂上、屋島寺の山門が見えてきました。 到着!! 第84番屋島寺です。 写真に写っているかたのお話によると、笠をかぶったおじいさん、なんと100周目とのこと!! すごすぎです。そして、おじいさんとお話ししていたマダムから飴をいただきました、ありがとうございます。 別角度から。 さあ、85番八栗寺を目指します。早速看板がありました。 紅葉、鮮やかです。 池のほとりの紅葉。 太陽はもうすっかり登りました。 今日は晴れです!!☆ 因みに写真は廃館の旅館です...。 屋島をくだる遍路道を行く、のですが... これがかなりの急坂です。 気をつけながら下っていきます。(写っているのは私の足です) 枯葉も多いため滑りやすく、何度も転倒のピンチに見舞われるも、なんとか踏みとどまりました。 急勾配は続きますが... 時折見える眺めが、元気をくれます。 やっと車道に出た、と思ったら... すぐに遍路道、急勾配はまだまだ続く。 枯れ草は、落ち葉よりは滑りにくい。 またしても、イノシシ侵入を防ぐための、手で開閉する柵です。 下り続けて... 漸く舗装された道、でもまだ下り道。 やっと、ほぼ海抜0メートルの高さまで下りました。 民家の間をいく。 あそこから下りてきたんだなぁ...。 方角によっては、雲もいっぱい。 もくもく、です。 さあ、今日はどこまで行けるか? 行けるところまで行こう、焦らずゆっくり。 そろそろ屋島から出ます。 出てからほどなくして、また登りです。 八栗寺に向けた、緩やかな登りが続く。 この辺りは特に急峻ではありませんでしたが... 行く先を眺めると、これから急峻になるぞという気がしてきました。(笑) 山が近づいてくる。(勿論本当は、自身が山に近づいているんだけどね) 少し、三角寺への登り道に似ている感じ。 ここを左へ行くのです。 八栗寺まであと少し...なのですが登り坂が待ち受けています。 振り返れば高松市街。 そばには小さな池、これがどす黒いの。 登り続ける。 本堂、の看板が励ましてくれます。 ここまで高く登りました。 階段を越えて... 到着です、85番八栗寺!!☆ 参拝を済ませます。早くも、86番志度寺への標識あり。 三坂峠から見た松山市の街並みを思い出しました。高松市も、松山市に負けない大きな街です。 勾配21[%]の下り坂、でも舗装されているのでそれなりに歩きやすい。膝も足首も、あまり痛くありません。 どんどん下っていく。 山並みを見ながら。個人的な話ですが、中学3年〜高校1年くらいの頃、こんな風景を思い描きながら色々な妄想をしていた気がします。(笑) 漸く坂を下り... 住宅街に入りました。 時刻はまだ09:38です、行けるところまで行くんだ。 狭い路地をいく。かすかに踏切の音が聴こえます。 そして大きな道に出ました。 高徳線の線路を右に、琴電の線路を左に見ながら進む。 左に見える琴電。 「原」駅です。 踏切です。 高徳線が通っていきました。 志度寺までもうすぐです。 琴電のターミナル、琴電志度駅です。 あともう少しで、右へ曲がる箇所に差し掛かります。 あそこだ。 狭い道に入って... 到着です、第86番志度寺。ああ、あと2つか...。因みに、私と同年代くらいの男女が、真剣な表情でお参りしていました。願いが叶いますようように。 さあ、87番長尾寺へ。 小さな川です。 狭い路地に入り... 高速道路のところで、広い道に復帰です。 排水口からニョキニョキ、生命力溢れる木です。 振り返れば、先ほどくぐった高速道路。 池のほとり、オレンジタウンが見えてきました。 高台にたくさんの家。 あの車はオレンジタウンに向かうのかな? まっすぐ進み続ける。そうだよなぁ、世の中何事も、続けることから始まるんだ。そんな気持ちが頭をよぎります。...そんな中、突然車(白のセダン)が私のすぐそばに停車し、乗っていたおばあちゃんが突然「お接待だよ、持って行って」と、お菓子の小袋3個と飴1つをくださいました。「硬いものがあるから歯に気をつけてね」とも...ありがとうございます。 遍路道指示あるも、車道を引き続き歩きます。 晩秋の青空。 標識が励ましてくれます。 看板も。 こんもりと茂った山。 飛行機雲が太く残っています。 ここを右に曲がれば長尾寺だ。 曲がってさらに進み... あそこです。 到着しました、第87番長尾寺。ここまで来たのか...。因みに納経所の方が右手にサポーターを巻いていました、どうかお大事に。頭が下がります...。あと、納経所のかたには、「次の88番までは山道は舗装されいているもののイノシシ出るかも」「今から88番まで行くならちょうど間に合うのでは、車道を行くのが無難」と教えてくださいました、まことにありがとうございます。 88番まで、12.6[km]です。ついに、最後の行程の距離を一歩一歩詰めるときがやってきました。 どんなに遠い道のりも、一歩一歩からなっているんだと、改めて感じながら、歩いていきます。 あの山の向こうに、88番大窪寺が待っているんだ。 狭い道に入ります。 民家の間をいく。 徐々に、民家の数は少なくなっていきます。 森のそば。 たびたびの、「収穫の季節」です。 歩き続けて、ダムが... 近づいてきました。 このダムのそばに、お遍路交流サロンがあるという情報はキャッチしていたので、立ち寄ることにします。時刻は13:22、今日中に大窪寺行けるか?? 静かな、ダム湖の水面。 交流サロンまであと少しです。 水面を見ながら進みます。 「道の駅ながお」と道路を挟んで向かいに... ありました、お遍路交流サロンです。まだ結願したわけではないのですが、この日の日付にて結願証明書を発行していただきました。さらに、88番までの詳しい地図までくださり、遍路道と車道とをどう組み合わせたルートが近いかまで教えてくださいました。私がお遍路を始めた経緯について、共感してくださいました。本当にありがとうございます。 早速、教えてくださった遍路道をいきます。いきなりの登り坂、そしてこの通り工事中です。無心で登り続ける。 やがて工事区間が終わると、人も車も全く通らないようになりました。 静かです...。最後を迎えるにあたり、思いました、"いつかはこの星(地球)とお別れする、それまでにどう生きたか"? それが大切なことなのだろうな、と。 緑のトンネル、春にはもっと生い茂るのかな?? 向こうには高松市街です。 あともう少しですが、その「あともう少し」をじっくり味わいたい。 人っ子一人いない遍路道です。 鉄塔が静かに佇む。 休憩所あるも、休まず行かせていただきます。時刻は14:12、これは間に合いそうな気がしてきた。 木々のトンネルをくぐって... 開けたところに出てさらに進む。 泣いても笑っても、あと少しなんだ。 あと少しで、到達する...どんな気持ちになるんだろう。 広い道に出ます。 時刻は14:29、あと2時間半もあるのだから十分間に合う。ゆっくり行こう。 骨組みがむき出しです。 休憩所、これも素通りさせていただきました。何というか、一度座って休むと根が生えてしまい動きづらくなるのでは...という気持ちが少しあるのです。(汗) これは、お遍路を始めたばかりの徳島のころはあまりなかった感覚と思います。 さらに進み... とんがり山です。 とんがり山と、大窪寺への標識。 工事中です。 時刻は14:58、大窪寺まで3.2[km]。あと1時間もせず到着する...。 旅館「竹屋敷」さんの看板です。 広い道を進んできましたが... ここから再びの遍路道へ。左に入ります。 静かな道です。 紅葉に彩られた山。 木々のそばを伸びていく一本道、あの向こうに...。 あともう少しなんだ、本当にあともう少し。 紅葉の山、まだら模様でありちょっとだけ三毛猫の柄に似ている?! 先ほどから、赤よりも黄色い紅葉が多い気が。 大窪寺まで0.7[km]、ついに1[km]を切った!! 伸びていくよ、遍路道...。 そろそろ到着です。「知らず〜知らず〜歩いてきた〜、この遠く〜長い〜細道〜」、まさにそれです。 写真左下、人形が「あと少しだよ」と励ましてくれているような気がしてきます。 鮮やかな紅葉を見ながら... 見えてきました。人が多く、写真撮影をする姿も。 着きました!!☆ ああ、結願です。第88番大窪寺。ここまで来られたのも、支えてくださったみなさまのおかげです。ありがとう。鐘をつき、般若心経を読みながら、色々なことを思い出しました。 そして、納経帳に揮毫していただく瞬間、ちょっとだけうるっときました。人間、やればできるんだなぁ...。 さて、結願の後は第1番霊山寺に戻ると決めていました。時刻は16:04、霊山寺までのどこかで宿を探すのは困難のためこの辺りで宿を探そうと考えました。大窪寺のそばにある民宿「八十窪」さんを直接訪ねて空き状況を伺ったのですが、なんと満員御礼とのこと...。あと、懐かしい「うどん亭八幡」へは約16[km]あり本日中の到着は厳しいとのこと。そんなわけで、ガイドブックに掲載されていて先ほども見かけた、竹屋敷さんにしようと決め、大窪寺境内にある公衆電話から予約完了しました。 竹屋敷さんがなんと車で迎えにきてくださるとのことだったので(ありがとうございます)、車が到着するまでしばらくお土産店などで時間をつぶすことに。 結願の寺、大窪寺のお姿を、(写真だけでなく)目に焼き付けます。また来ることはあるかな...いや、また来よう!!☆ 紅葉の向こうに、お土産店。すごく人が多かった。 志度駅方面のバス路線図、1日に3〜4本。 このお土産店「野田屋」さんは、竹屋敷さんと同じ経営母体とのことです。 香川といえばやはりうどん、ということで「八十八庵」さんでうどんをいただきました。ほんと美味しかった、疲れた体に出汁の旨味がしみこみます!!☆ お土産もたくさん売っています。 待ち合わせ場所の、山茶花の木です。 そろそろ竹屋敷さんの車が到着します。さらば大窪寺、また会う日まで。 かくして、お遍路31日目にて無事結願を迎えることができました。さあ、あと1日。明日は霊山寺に向かうぞ!!☆ 最後の最後まで、気を抜かないことだ。「百里を行く者は九十里を半ばとす」、そう言い聞かせます。 |
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