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<02日目 / 02nd day>
起きたらもう6時半、天気は小雨でした。雨合羽を来て、さあ出発です。 切幡寺までの道は、思ったより長かった印象。やっと到着。 第10番切幡寺です。納経所のお婆さんは、100歳行っているのではというかなりの高齢、とても静かな物腰。口数は少ないけれどしっかりしたかたでした。 鬱蒼とした境内...。 高台からの眺めも郷愁を誘います。 そして第11番藤井寺までの道のりも長かった。湿度の高い、土の香りのする中を進みます。 菜の花の季節です。 吉野川を渡る橋、これは怖い!! 川島城のそばを通り、漸く100[m]までこぎつけました。 第11番藤井寺に到着。 何と、藤井寺の境内の中から、第12番焼山寺に繋がる山道が。テンションが上がります。もちろんこの道を行くことに決定。納経の際、納経所のかたが、私が朝から何も食べていないことを知ると食パンとバナナとお菓子をくださいました。ありがとうございます。早速、昨日のポンカンと、食パン1枚、バナナ一本、お菓子一個を、腰掛けていただきました。「若いから、焼山寺までは5時間で行けるよ」と言って励ましてくださいました。よーし、行くぞ!! 山道を登り続けます。 標高が高くなってきました。 歩き始めて1時間ほどで、長戸庵到着。ベンチに腰掛け、残りの食パン1枚と、お菓子1つをいただきます。 雨は相変わらず降り続けています...。 up and down、ずっと続きます。靴は既にどろだらけ。 ロールプレイングゲームっぽい?? 折れた大木。 膝の上がつりそうになりながらも歩きます。しばし休憩。 なるほど、このきつさです、確かに「遍路ころがし」。 吉野川市に入ります。 またしても、折れた大木。 一本杉だそうです。 漸く雨がやんできました。 桜が美しい。 そろそろです。 漸くつきました、「お疲れさまです」...うん、確かに。山門まで、多くの仏像が立ち並び、それぞれに真言が添えてありました。脚をとめて、心の中で唱えます。 最後の石段!! 第12番焼山寺。着いた瞬間、思わず声をあげてしまいました。納経のとき、揮毫してくださる若い男性が「宿は決まっていますか?」と尋ねてくださり、私がまだと答えると、近くの宿一覧のチラシをくださいました。ありがとうございます。「なべいわ荘」に決め、公衆電話から早速予約。 帰りがけ、同じく歩き遍路の女性2人、それもメキシコ人&ベネズエラ人コンビと話しました。(英語で) 徳島の23個のお寺のみまわるそうで、ここの宿坊に泊まるとのことです。いいなぁ宿坊、私も一度は泊まってみたい。 何と、雪がまだ僅かに残っていました。 焼山寺からは下りが続きます。またしても膝の上がいたくなり、つりそう...。 下り道は膝に衝撃が来ます...。 桜が美しい。 直売所。 下りが続くと膝が...。 なべいわ荘はもうすぐです。 なべいわ荘到着!! 17時少し過ぎに到着しました。お遍路にまだ慣れない中、アップダウンを繰り返したので、さすがに脚に来た一日でした...。夕食、入浴、すべて早めに済ませてすぐに就寝。隣の部屋の会話やテレビがよく聴こえてきますが(笑)、ものともせず3秒くらいで寝入ったような。(笑) |
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